International Uranium Film Festivalは、2011年から年1回リオデジャネイロ開催されている国際映画祭。テーマはウランに関わること全て。

 

ウランは、採掘、濃縮、運搬され、発電に使われたり、原爆や劣化ウラン弾として戦争で使用されます。そのウランは最後、ゴミになるか、事故等で拡散されることになります。

視点をうつすと、ウランが発掘される場所の多くはインディオや原住民が住んでいた場所。発掘が終わると多くの鉱山はそのまま放置されたり、場合によっては核のゴミ捨て場にもなる。そして掘り出されたウランが動く場所の周辺には人がいる。世界中で被ばくの問題も起きています。

 (2011年5月から開催されていますが、その準備中に東京電力福島第一原発の事故がおきてしまったそうです。)

 

紹介ビデオ(4分、ポルトガル語:砂のアートあり)

2014年IUFF参加者からのビデオメッセージ

 Depoimento "Fukushima" Filmmaker Ian Thomas Ash

A2-B-Cの監督
https://www.youtube.com/watch?v=H1Vsa7xUFto(英語)

意訳:南米で福島の子供たちの現状についての映画を上映できた。これを世界中の人に知ってもらうことは、重要だと思っている。

 

Depoimento "Hibakusha" Filmmaker Roberto Fernandez

『ブラジルに生きるヒバクシャ』の監督
https://www.youtube.com/watch?v=TTisc6zPY8U(ポルトガル語)

意訳:この映画祭は、現実を知ってもらために大切だ。世界中でやっているので参加してほしい。

 

Depoimento Alphonse Kelecom (Professor)

ブラジル在住ベルギー人、Radio Ecologyを専門とする大学教員
https://www.youtube.com/watch?v=zK71KmLYlQ0(ポルトガル語)

意訳:他では見ることができない多様な立場で原子力の特性を見せてくれている。これを見たうえで、原子力で何をするか、何をしないべきかを考えるべきだ。

 

Depoimento Kunihiko Bonkohara (Hibakusha)

『ブラジルに生きるヒバクシャ』で取り上げられている被爆者のおひとり
https://www.youtube.com/watch?v=zFfIDOjmHZA(ポルトガル語)
意訳:この映画祭は包括的。この先、国を作っていく若い人たちに、原子力について知ってもらい、考えてもらいたい。

 

Depoimento Leila de Lima(Professora)

教師

https://www.youtube.com/watch?v=o4QPLnP1VA4(ポルトガル語)

意訳:ウラン・原子力のことをまったく知らなかったが、2年前からIUFFを見ている。原子力に関するプロパガンダが多いが、実態を知る、つまりリスクも含めて何が起きているかを知ることが、これから何をすべきかを考えるにはとても重要だ。